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これはもう"ワンオフ"のスペックだ !!

スノーピークの想いと匠の技が一つの鍋を創り上げている。
それが例え工業製品として量産の出来ないものとなってしまっても旨いものを作る道具に対してこだわっていく。

ぶんぶく。
巷にあふれる工業製品を超えた日本の誇る匠の技。ワンオフともいえるスペックを是非感じて欲しい。



左: 株式会社菊地保寿堂
代表取締役 菊地氏

右: 株式会社スノーピーク代表取締役社長 山井氏

両氏が旨い物へのこだわりを突き詰めていった結果、"ぶんぶく"はミリ単位での調整を必要とする量産の効かない工芸品のスペックになってしまった。

なぜそこまで拘るのかの問に 自らも年間数十回のキャンプを行う菊地氏は「旨い料理が食べたいだけですよ」と屈託の無い笑顔で答える。
「僕達は食いしん坊ですからね」と山井氏が笑う。


 



職人の仕事場は雑然としているが、とても美しい。

そして伝統に裏付けされた重みを感じさせるものがある

鋳物へのこだわり
料理に優しい厚さというものがある。
ただ鋳物をその厚さにするのには固くしなければならず、しかも固い鋳物の加工には高度な匠の技が要求される。
固い鋳物は断面の粒子が細かく、錆にも強い。例え錆が発生してもその錆は表面にしか乗っていない程度のもので、固いスポンジで落ちる程度のものとなるのだ。
対して柔らかい鋳物の場合、中まで染み込むような錆となり落とすことがやっかいになる。

ぶんぶくでは厚さも均等にせず変えてある。厚さを微妙に変えることによって対流させ熱を素材に均等に行き渡らせるのである。さらにその特徴的な形状は熱を効率よく鍋全体に行き渡らせる。数ミリにこだわる職人の技がぶんぶくを支えている。



工房に並ぶ"ぶんぶく"の砂型。
このひとつひとつが、貴方の"ぶんぶく"だけのために作られる。


ぶんぶくの制作にあたって、スノーピークは漆を使用することを決定した。環境ホルモン等の危険性が語られるようになっている昨今、天然素材であり、1000年以上数々の器に使用されてきた歴史を持つ漆を使用するということが、スノーピークのユーザーに対する責任感の表れのように感じる。

漆は簡単に言えば断面がスポンジ状になっており、油が鋳物に徐々に染み込んでいく構造になっている。そして年月が経ち使い込まれ漆が剥がれる頃には鋳物の微弱な匂いも無くなっている。

さらに漆の厚さは他の化学塗装剤より薄い。この薄さが鉄を遮断せず鉄に染み込むようになじみ、鉄分がうまく料理に伝わってゆく効果があるのだ。



改良を重ねるぶんぶく

 


スキレットの金型

"日本には日本のアウトドアがある"(山井氏)
"ぶんぶくは似て非なるものだ"(菊地氏)

株式会社スノーピーク 代表取締役社長 山井氏は、ぶんぶくの制作に関して、"間に合った"という言葉を使っていた。
氏の考える"ぶんぶく"のスペックを実現させるためには、先述したように、固い鋳物を加工する非常に高度な技術を必要とする。

現在伝統工芸に携わる匠は年々減少しており、ぶんぶくのスペックを作り出せる技術を持つ工房はほとんどないという。

そんなぶんぶくの制作にあたる菊地保寿堂は400年の歴史を誇り、第十五代当主である菊地氏は、その歴史におごることなく、海外にもその技術を積極的に発表している。

ぶんぶくで一番最初に作ってみたい料理は? の問いに菊地氏は真っ先に飯をあげる。
非常に繊細な食品である米を"ぶんぶく"ならば旨く炊ける。にこやかにぶんぶくを語る氏の瞳の奥に確固たる自信を感じた。

勿論ぶんぶくは米を炊くのみでなく、煮物も大の得意科目である。
「煮物も格別ですよ。これで芋煮なんてやったらもう・・・」
「実はカレーライスもいけます・・・」

ぶんぶくの完成を本当に楽しみにしているのは、実はこの食いしん坊の二人なのではないだろうか。

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cascade loop というアウトドアショップの店長だったりもします(^^)